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学科の特長

情報システム創成学科は、数学的素養とシステム開発力を備えたシステム技術者を育てます。
例えば、人工知能の学習手法の理解や応用ができる数学的素養、および、人間・環境などの社会的課題を解決できるIoT(Internet of Things)システム提案と構築力です。

学科主任からのメッセージ

現在、数多くの人がスマホ(スマートフォン)を利用しています。スマホは携帯電話にコンピュータの機能を追加したもので、様々なデータ処理が可能になったことで、通話だけでなくバラエティに富んだサービスを享受することができるようになりました。これらは「ベンリ」や「ユカイ」といった日常的な面だけでなく、「アンゼン」や「エコ」に関わる社会基盤といった面での変化をもたらしています。
このように情報処理の分野では、極端に言えば、コンピュータを使えばあらゆることが可能になります。従来は人手に頼っていた市場調査も、無料アプリ(アプリケーションソフトウェア)を配布することで、顧客の嗜好・動向なども容易に手に入るようになり、以前は困難であった巨大なデータ間の相関も大規模情報処理システムを用いて見つけることも容易くなりました。

今、我々が存在している時代において、社会で求められる人材には、「やりたいことは何でもできる」ので、「その中の何をやるのかを見極められる」ことが重要になりますし、「やりたいことは無理矢理にでも実現可能だ」としても、「それを効率的・効果的に行うにはどうすればいいかを考えられる」ことが求められます。

当学科は、情報通信分野の技術に精通し、数理的素養と広範な知識、及びそれらを融合して新しい価値を生み出すシステムの開発能力を有する次世代の技術者の育成を目指しています。学科名に示される「創成」という言葉には、「自ら学び、自ら考え、自ら新しいシステムを創る」という意味を込めています。将来、社会における自らの果たす役割を意識し、そのための成長に向けて具体的目標を設定し、困難な道であっても挑戦し続ける意欲を持ち続けることを願っています。

教育研究上の目的及び3つのポリシー

教育研究上の目的

情報システム創成学科は、数学や理科の基礎科学のみならず社会や文化などの文系の知識を併せ持ち、社会的責任感と倫理観を持って新しい社会を創成できる、情報やコミュニケーション技術を基盤とした数理的素養とシステム開発力を備え、そのための支援技術や管理技術を身に付けた技術者及び研究者等の人材の育成を目的とする。

教育目標

本学の教育目標及び本学科の教育研究上の目的等を踏まえ、情報システム創成学科では、情報システム開発技術者を育成することを、教育の究極の目標としています。

あらゆる分野で高度な情報システム技術が利用される現在においては、真に役立つ、人と社会を結ぶ情報システムを創造することが必要です。情報システム創成学科は、理系に強い学生が社会マインドを身につけながら、未来の情報化時代に活躍できる情報システム開発技術者を育成し、新たな情報化時代へ、送り出します。情報システム技術者には、数理的素養やシステム開発力はもちろんのこと、コミュニケーションによる相互連携力や責任感、倫理観も必要です。

本学科では、講義型科目や創成能力教育科目であるグループ学習型科目とプロジェクト達成型科目を適正に配置し、情報システム技術者に必要な能力を涵養することを、教育目標として定めます。