研究室内容

いまやスマートフォンをはじめ、身の回りの多くのモノが情報ネットワークにつながっています。私たちが日常使用しているメール、SNS、Web 会議をはじめとした各種コミュニケーションにも、オンラインショップによる動画や商品購入にもネットワークが必要です。携帯電話を用いた各場所での人口密集度、各地点でのセンサ情報を用いた台風やゲリラ豪雨の正確な規模や進路など、安全や安心に役立つ多くの情報を得るシステムにもネットワークが必要です。スマートフォンや家電に内蔵されたセンサをはじめとした多数のモノとコンピュータをネットワークと連携動作させた安全かつ快適な情報サービスも、次々と開発され利用者も急増しています。

これら急増する各種サービスを今後も快適に利用できるには、“誰でも、どこでも、いつでも、快適に”つながるブロードバンドかつモバイルなネットワークが必要です。10 年後には現在の約 60 倍の情報量を扱えるネットワークが必要との予測もあります。本研究室では、“誰でも、どこでも、いつでも、快適に”、を省電力に実現できる社会を目指し、超ブロードバンドネットワーク技術や光・モバイル融合技術をベースとした情報ネットワークの研究をしています。

配属学生は、実現したいシステムを自分の手で構築するために必要な基礎知識を最初に習得します。その後身に着けた知識を活用し、さらに自ら工夫して新たなしくみを作ってもらいます。これを繰り返すことにより、“できたらいいな”と思うシステムを自分の力で一歩ずつ確実に構築していける人材の育成を図っています。